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京都市内の事業者の皆様にとって、事業ゴミの適切な処理は重要な課題です。本記事では、京都市での事業ゴミのクリーンセンターへの持ち込み手順と注意点について詳しく解説します。

事業ゴミとは

事業ゴミとは、事業活動に伴って生じる廃棄物のことを指します。京都市では、事業ゴミは「事業系一般廃棄物」と「産業廃棄物」に分類されます。

  • 事業系一般廃棄物:オフィスや店舗から出る紙くず、生ごみなど
  • 産業廃棄物:工場などから出る特定の廃棄物など

このうち、クリーンセンターに持ち込めるのは、「事業系一般廃棄物」のみとなります。「産業廃棄物」は専門の業者に処分を依頼する必要があるため、注意が必要です。

クリーンセンターへの持ち込み手順

1.事前予約

2024年10月1日以降、京都市のクリーンセンターにごみを持ち込む際には事前予約が必要となりました。これは事業ゴミの持ち込みにも適用されます。

予約方法

  • インターネット予約
  • 電話予約(持込ごみ予約受付センター)

予約は搬入する前日までに行う必要があります。

京都市大型ごみ・持込ごみインターネット受付
https://www.ogomi-kyoto.jp/eco/view/kyoto/top.html

持込ごみ予約受付センター
0120-100-959(固定電話から:通話料無料)
075-330-6081(定額制等を利用されている携帯電話から:通話料有料)
0570-000-604(それ以外の携帯電話から:通話料有料)

2.持ち込み可能な事業ゴミの確認

クリーンセンターでは、全ての事業ゴミを受け入れているわけではありません。
以下の点に注意が必要です。

  • 産業廃棄物は持ち込めません
  • 危険物や特定の家電製品(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機など)も持ち込めません

事前に京都市の公式ウェブサイトで、持ち込み可能な品目を確認することをおすすめします。

京都市:事業ごみとは
https://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000093257.html

3.必要書類の準備

クリーンセンターに事業ゴミを持ち込む際には、身分証明書(運転免許証など)の提示が必要になりますので、持参するようにしてください。

4. ゴミの分別と積み込み、使用できる袋

クリーンセンターでは、ゴミの種類や大きさによって投入場所が異なります。効率的な搬入のために、分別ごとに分けて積み込むようにしましょう。また混載のダンプ投入はできないため、注意が必要です。

また、事業ゴミ(事業系一般廃棄物)で使用できる袋は、袋の中のものが判別できる程度の透明で90リットルまでの丈夫な袋になり、袋は無色透明又は白色透明に限ります。黒い袋や青い袋などの有色袋や米袋などの紙袋、ダンボール箱は使用できません。

5. クリーンセンターでの手続きと投入

クリーンセンターに到着したら、以下の手順で処理を行います。

  1. 受付で必要書類を提示し、手続きを行う。
  2. 職員の指示に従い、指定された場所に移動。
  3. 自身でゴミを降ろし、指定された場所に投入。

支払い(ごみ処理手数料)について

持ち込みゴミの支払いは、搬入したごみの重量を計量して自動的に計算されます。出口での計量後に手数料が画面に表示されるので、精算機で支払いになります。
ゴミ処理手数料は、搬入量が100kg以下は1,500円、100kgを超える場合は、1,500円+200円/10kg(100kgを超える部分)となります。
また、手数料の支払いには、現金のほかにキャッシュレス決済も利用可能です。

利用可能なキャッシュレス決済(2025年1月現在)

クレジットカードVISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club
電子マネーICOCA 等交通系IC9種、nanaco、楽天 Edy、WAON、iD、QUIC Pay
コード決裁PayPay、d払い、au Pay、楽天ペイ、メルペイ

事業ゴミの処理や持ち込みに関する注意点

必要な手順や注意点を整理したリストのイメージ

法令遵守の重要性

事業ゴミの処理に関しては、法令遵守が極めて重要です。以下の行為は法令違反となるため、絶対に避けてください。

  • 許可のない業者に事業系一般廃棄物の処理を委託すること。
  • 他人の廃棄物を無許可でクリーンセンターに搬入すること。
  • 京都市域外のごみを搬入すること。

安全への配慮

クリーンセンター内では安全に十分注意する必要があります。職員の指示に必ず従ってください。
また、自動車以外(二輪車、自転車、徒歩など)でのごみの持ち込みは不可となっています。センター内では、車両ナンバーで搬入車両の管理を行っているため、ナンバープレートに汚れや破損がないか、予め確認するようにしましょう。

環境への配慮

事業ゴミの適切な処理は、環境保護の観点からも重要です。可能な限りリサイクルを推進し、ごみの減量に努めましょう。

京都市のクリーンセンター

京都の風景

京都市には複数のクリーンセンターがありますが、事業ゴミの持ち込みが可能なのは以下の2箇所です。

南部クリーンセンター

住所:〒612-8253 京都市伏見区横大路八反田29
電話番号:075-611-5362
開庁日:月曜日から金曜日及び第2,第4土曜日(祝日も含む)
受付時間:午前9時から正午まで、午後1時から午後4時30分まで

東北部クリーンセンター

住所:〒601-1123 京都市左京区静市市原町1339
電話番号:TEL:075-741-1003
開庁日:月曜日から金曜日及び第2,第4土曜日(祝日も含む)
受付時間:午前9時から正午まで、午後1時から午後4時30分まで
※北部クリーンセンターは持ち込みゴミの受け入れを行っていません。

事業ゴミの持ち込み処理の代替手段

クリーンセンターへの直接持ち込みが難しい場合や、より効率的な処理を望む事業者には、以下の選択肢があります。

1.許可を持った収集運搬業者の利用

京都市の一般廃棄物収集運搬業の許可を持った業者に委託することで、法令に準拠した適切な処理が可能です。

2. リサイクル業者の活用

リサイクル可能な事業ゴミについては、専門のリサイクル業者を利用することで、環境負荷の低減とコスト削減を両立できる可能性があります。

3.定期回収サービスの利用

事業ゴミの発生が定期的な場合、定期回収サービスを利用することで、効率的かつ継続的な処理が可能になります。定期回収サービスの場合も、京都市の一般廃棄物収集運搬業の許可を持った業者に委託する必要があるため、業者選定の際は許可の有無を必ず確認するようにしてください。

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タナカクリンアップのスタッフ

京都市での事業ゴミのクリーンセンターへの持ち込みには、事前予約、適切な分別などがあり、更に法令遵守と環境への配慮を念頭に置きながら、適切な処理を行うことが求められます。

そのため「事前予約や分別が面倒」「法令対応が不安」と感じる方は少なくありません。タナカクリンアップなら、事前予約の必要はなく、分別も専門スタッフにお任せいただけます。忙しい事業者の皆様に代わり、スムーズで安全な処理を実現します。

収集したゴミは、法令に基づいて適切に処理され、可能な限りリサイクルを推進。小規模店舗から大規模事業所まで、柔軟な回収プランで対応します。京都の厳しい環境基準を守りながら、環境保護とお客様の負担軽減を両立させたサービスです。

事業ゴミ処理にお悩みの際は、ぜひタナカクリンアップにご依頼ください!