
引っ越しや通販の利用が増え、家庭内で増えがちなダンボール。資源としてリサイクルできることはわかっていても、「京都市ではどうやって捨てるの?」「大量に出た場合はどうすればいい?」と悩む方もいるでしょう。
この記事では、京都市におけるダンボールの正しい処分方法を、自治体回収(無料)と不用品回収業者(有料)のメリット・デメリットを比較しながら徹底解説します。
ご自身の状況に合った最適な処分方法を見つけ、すっきりとした快適な暮らしを送りましょう。
Contents
京都市におけるダンボールの位置づけ:ダンボールは大切な「資源物」

京都市において、ダンボールは「燃やすごみ」ではなく、再利用が推奨される「資源物(古紙類)」に分類されます。
家庭から出る「燃やすごみ」のうち、紙類が占める割合は依然として高いため、ダンボールや新聞、雑がみなどのリサイクル可能な紙類を正しく分別することは、ごみ減量にとって非常に重要です。
【注意点】事業ごみは自治体回収の対象外
京都市の区役所・支所(エコまちステーション)や資源物収集で回収されるのは、家庭から排出されるもののみです。
会社や店舗などの事業活動に伴って排出されたダンボール(事業ごみ)は、自治体回収の対象外となります。事業ごみの場合は、一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者に依頼するか、自ら処理施設へ持ち込む必要があります。
自治体回収を利用したダンボール処分方法

家庭から出るダンボールを無料で処分したい場合は、京都市の自治体回収を利用しましょう。主な方法は「資源ごみ収集」と「拠点回収」の2種類があります。
1.地域の資源ごみ収集日に出す
京都市では、ダンボールは「新聞」「雑がみ」などと同じ「リサイクルできる紙類」として、地域ごとの収集日に出すことができます。
収集頻度
月2回
出し方
1. 粘着テープや送り状などの異物を取り除く。
2. 平らに折りたたんで、かさばらないようにする。
3. 十文字にひもでしっかりと縛る。
※収集日は地域によって異なりますので、お住まいの地域の収集カレンダーを確認してください。
2.回収拠点に持ち込む
収集日まで待てない場合や、大量にダンボールが出た場合は、以下の拠点回収を利用できます。
区役所・支所(エコまちステーション)
市内各区役所・支所のエコまちステーションで、古紙類(新聞、ダンボール、雑がみ)を毎週決められた曜日・時間帯に回収しています。
利用時間は、各区役所・支所によって異なります。(例:水曜日 8:30〜11:30など)
詳しくは下記の京都市のホームページでご確認ください。
京都市:区役所・支所(エコまちステーション)における「古紙類」、「古着類」、「小型金属類・スプレー缶」の回収について
https://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000189253.html
上京リサイクルステーション
古紙類(新聞・ダンボール)を含む16品目の資源物を回収しています。
年末年始(12月31日~1月3日)を除く、土・日・祝日も午前9時から午後5時まで利用可能です。
住所:京都市上京区中立売通油小路東入甲斐守町100
京都市:上京リサイクルステーションについて
https://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000122203.html
その他の回収拠点
区役所・支所、上京リサイクルステーション以外でも、ダンボールの拠点回収が行われています。
回収拠点を探す際は、京都市ホームページにある、下記の「資源物回収マップ」をご覧ください。
京都市資源物回収拠点検索システム「資源物回収マップ」 | 京都市公式ホームページhttps://shigenmap.city.kyoto.lg.jp
ダンボール処分に不用品回収業者を利用する選択肢

自治体回収は無料ですが、「一度に大量のダンボールを処分したい」「引っ越しや大掃除で他の不用品もまとめて処分したい」「事業で出たダンボールなので自治体に出せない」といった場合には、不用品回収業者の利用が便利です。
自治体回収と不用品回収業者の比較
項目 | 自治体回収 | 不用品回収業者 |
費用 | 無料(家庭ごみに限る) | 有料 |
回収量 | 通常の家庭ごみの範囲内 | 大量・多品目も対応可能 |
対応品目 | ダンボールのみ(分別が必要) | ダンボール、粗大ごみ、家電など多種多様 |
スピード | 収集日まで待つ必要がある(月2回など) | 即日や希望日時に対応可能 |
準備の手間 | 異物除去、折りたたみ、ひもで縛る手間がある | ほとんど不要(業者が引き取り・積込み) |
事業ごみ | 不可 | 対応可能 |
不用品回収業者を利用する最大のメリットは、手間がかからず、スケジュールを自由に決められる点にあります。特に引っ越し前後の多忙な時期や、準備の時間が取れない方には最適な選択肢です。
京都で信頼できる不用品回収業者の選び方
不用品回収業者のなかには、不適切な処理や高額請求を行う悪質な業者も存在します。京都で安心してダンボールや不用品を依頼するために、以下のポイントを確認しましょう。
必須条件:行政の許可を確認する
最も重要なのは、その業者が京都市から「一般廃棄物収集運搬業許可」を得ているかです。認可業者は京都市のホームページで確認できるので、依頼前に必ず確認するようにしてください。
京都市:一般廃棄物収集運搬業許可業者<許可番号順>https://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000304410.html
料金体系と見積もりを確認する
料金体系が明確で、追加料金が発生する可能性があるか事前に確認できる業者を選びましょう。作業内容と費用に納得した上で契約を結んでください。
拠点と実績を確認する
地域に根差した業者は、京都市の廃棄物処理のルールを熟知しており、迅速かつ適切な対応が期待できます。
タナカクリンアップによるダンボール回収サービス

京都市で長年にわたり不用品回収サービスを提供しているタナカクリンアップは、家庭から出る不用品はもちろん、事業系ごみも含めた幅広いニーズに対応できるプロフェッショナルです。
タナカクリンアップが選ばれる理由は、その柔軟性と安心感にあります。
タナカクリンアップの強み
1. 一般廃棄物から産業廃棄物まで一括対応
京都市の一般廃棄物収集運搬業許可をはじめ、各種許可を保有しているため、家庭で大量に出たダンボールや粗大ごみだけでなく、オフィスや店舗で発生した事業系ダンボールの定期回収やスポット回収にも対応できます。
2. まとめて回収、手間いらず
ダンボールの折りたたみやひもで縛る作業は不要です。引っ越しに伴う不用品(家具、家電、その他の粗大ごみ)と合わせて、分別せずにまとめて回収を依頼できます。
3. 幅広いサービスとの組み合わせ
ダンボール回収を、遺品整理(生前整理)や大型ゴミ・粗大ゴミの回収と同時に依頼できるため、大掃除や家財整理の際の手間を大幅に削減できます。
4.環境と法令遵守
回収したダンボールは適切にリサイクルルートに乗せられ、環境に配慮した適正処理を徹底しています。
まとめ
京都市でダンボールを処分する際は、家庭から出る場合であれば自治体の資源ごみ回収を利用するのが基本です。無料で利用でき、資源としてリサイクルされるため環境にも優しい方法といえます。一方で、大量のダンボールや事業系のもの、引っ越しや大掃除などで他の不用品も同時に処分したいときには、不用品回収業者を活用するのが効率的です。
特にタナカクリンアップのように、京都市の許可を持ち、家庭・事業のどちらにも対応できる信頼できる業者を選べば、手間をかけずに安心して依頼できます。自治体回収と業者サービスのメリットを理解し、ご自身の状況に合った方法を選ぶことで、スムーズかつ適切にダンボールを処分できるでしょう。