体重計は何ごみ?京都市の正しい捨て方と不用品回収を比較

大掃除や引越し、または健康管理のために新しい体重計(ヘルスメーター)を購入した際、古い体重計の処分に困ったことはありませんか?

「燃やすごみ袋に入れば捨てていいの?」「電池はどうするの?」「素材によって捨て方が違う?」など、京都市の分別ルールは細かく、迷ってしまうポイントがたくさんあります。

今回は、京都市における「体重計の正しい捨て方」を、自治体の公式ルールに基づいて徹底解説します。また、手間をかけずに処分したい方に向けた不用品回収業者との比較も行いますので、ご自身の状況に合った方法を見つけてください。

京都市で体重計は何ごみ?タイプとサイズで変わる分別

京都市では、体重計の種類(デジタルかアナログか)やサイズによって、分別区分が明確に分かれています。まずは手元の体重計がどれに当てはまるか確認しましょう。

1. デジタル式の体重計

現在主流のデジタル体重計は、「拠点回収(拠回)」の対象です。

  • 区分: 拠点回収
  • 条件: サイズが 30cm × 40cm × 40cm 以下 のもの。
  • 出し方: 区役所や商業施設などに設置されている「小型家電回収ボックス」へ投入します。

2. 金属製のアナログ体重計(小さいもの)

針で重さを指す昔ながらのアナログタイプで、主に金属でできているものはサイズによって区分が変わります。

  • 区分: 小型金属類(小金)
  • 条件: 最長部分が 30cm以下 のもの。
  • 出し方: 月1回の「小型金属類」の収集日に出します。

3. サイズが大きい体重計(30cm以上など)

上記のサイズを超える大きな体重計は、「大型ごみ」として処理する必要があります。

  • 区分: 大型ごみ
  • 条件:
    • デジタル式で 30cm × 40cm × 40cm より大きい 場合。
    • 金属製(アナログ)で 30cm より大きい 場合。

【実践編】京都市の自治体回収での3つの捨て方

それでは、具体的な捨て方の手順を解説します。

① 「拠点回収」に出す(デジタル式・小型家電)

京都市では、レアメタルなどの有用金属をリサイクルするため、使用済みの小型家電を回収しています。30cm×40cm×40cm以下のデジタル体重計は、この制度を利用して無料で捨てることができます。

回収場所

  • 「エコまちステーション」(各区役所内)
  • 上京リサイクルステーション

注意点

  • 回収ボックスの投入口に入らないサイズは持ち込めません。
  • 電池は必ず外してください。外した電池は別途、絶縁して適切な方法で処分する必要があります(後述)。

② 「小型金属類」として出す(アナログ・小型)

金属製で30cm以下の小さなアナログ体重計は、月1回の「小型金属類」の日に出せます。

出し方

  • 中身の見える透明な袋に入れて、「金属」と書いた紙を貼る、もしくは袋に「金属」と記入して出します

注意点

  • 他の燃やすごみなどに混ぜないようにしてください。
  • 同じ区内でも、エリアによって収集日が異なります。収集日マップで確認するようにしてください。

    京都市:収集日マップ
    https://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000000509.html

③ 「大型ごみ」として出す(大きいサイズ)

拠点回収ボックスに入らない、あるいは30cmを超える金属製体重計は「大型ごみ」です。これは有料・申込制です。

1.申込み

「大型ごみ受付センター」へ電話またはインターネットで申し込みます。

0120-100-530フリーダイヤル、通話料無料
075-330-6100携帯電話やIP電話などの通信割引(定額制や無料電話)サービスを利用されている方
0570-000-247それ以外の携帯電話からの申込み(通話料有料)

               
京都市:大型ごみ・持込ごみインターネット受付
https://www.ogomi-kyoto.jp/

2.手数料券の購入

コンビニエンスストアや区役所などで、「粗大ごみ処理手数料券」を購入します。
体重計の収集手数料は400円(処理券:1 枚)です

※手数料は2025年12月現在のものです。最新の情報は京都市のホームページで確認するようにしてください。

品目一覧表
https://www.ogomi-kyoto.jp/eco/view/kyoto/dustlistSearch.html?te-uniquekey=19a7694cfe1

3.指定日に指定場所に出す

収集日の朝8時までに、指定された場所(家の前など)に出します。

捨てる前に絶対チェック!「電池」の処理方法

体重計を捨てる際、最も注意しなければならないのが「電池」です。

デジタル体重計に入っている乾電池やボタン電池を入れたまま捨てると、収集車や処理施設での火災の原因となります。家電量販店などの「店頭回収」または「拠点回収」へ出すようにしてください。
回収拠点は、「資源物回収マップ」で調べることができます。

京都市資源物回収拠点検索システム「資源物回収マップ」 | 京都市公式ホームページ
https://shigenmap.city.kyoto.lg.jp/

事業所・店舗で使っていた体重計は「産業廃棄物」

ここまでは「家庭」から出るごみの話でしたが、スポーツジム、病院、会社などの事業活動に伴って出た体重計は、家庭ごみとして捨てることができません。

許可を受けた産業廃棄物収集運搬業者に委託するか、処理施設へ自己搬入する必要があります。

家庭ごみの集積場所に事業系ごみを出すことは不法投棄となり、処罰の対象(5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金など)となりますので十分ご注意ください。

自治体回収 vs 不用品回収業者:どちらがお得?

「手続きが面倒」「他にも捨てたいものがある」「すぐに捨てたい」という場合は、不用品回収業者の利用も検討の価値があります。

比較項目自治体回収(京都市)不用品回収業者
費用安い(無料~400円)有料(数千円~)※パック料金などあり
手間手間がかかる(電池外し、分別、運搬、券購入)(電話一本で回収、運び出し不要)
スピード遅い(収集日が決まっている、予約待ちあり)早い(即日対応可能な場合も)
電池処理自分で外して分別が必要そのままOK(業者が分別・処理)
他の不用品分別ごとに別々の日に出す必要ありまとめて一括回収可能

不用品回収業者がおすすめなケース

  • 引越しで、体重計以外にも家具や家電をまとめて処分したい。
  • 忙しくて、回収ボックスに持っていく時間がない。
  • 大型ごみの予約やシール購入が面倒。
  • 事業所から出る体重計を適正に処分したい(産業廃棄物対応の業者)。

まとめ

京都市で体重計を捨てる方法をまとめると以下のようになります。

  1. デジタル式・小型(30×40×40cm以下): 電池を抜いて、区役所などの「小型家電回収ボックス」へ(拠点回収)。
  2. 金属製アナログ・小型(30cm以下): 月1回の「小型金属類」の日へ。
  3. それ以上のサイズ: 「大型ごみ」として申し込む。
  4. 事業所のごみ: 「産業廃棄物」として専門業者へ委託。

もし、「分別が面倒」「他にも捨てたいものがある」という場合は、ぜひ京都市の許可業者で実績多数の「タナカクリンアップ」にご相談ください。法令を遵守し、適正かつスピーディーに回収いたしま